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税理士法人AQUA.
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院長の代替わりや承継を考えられている先生からの
ご相談が増えております。
弊所でも、20代から70代までさまざまな年代の院長がいらっしゃいます。
それらの年代によって、医院の承継について具体的な
悩みをお持ちのかたも多くいらっしゃいます。
いままさに医院を承継しようとしている先生、
これから承継しようとしている先生、
今後のことは全く未定という先生。
先生方のライフステージによって状況はさまざまです。
状況はさまざまとはいっても、
共通して考えるべき基本的な点というのはあります。
それら基本的な検討事項として下記が挙げられます。
1.医院を誰に承継するのか
2.医院の何を承継するのか
1.医院を誰に承継するのか
ご子息やご息女に承継する場合、
医院を法人化する場合、
第三者の歯科医師に経営を任せる場合、
事業そのものを売却する場合
などが考えられます。
2.医院の何を承継するのか
スタッフ、知名度(従来からの患者さん)、設備
が考えられます。
スタッフが先代と働かれてきている場合、
若い当代院長がコミュニケーションに課題を感じる場合が
あるようです。
場合によっては、スタッフの代替わりも合わせて
すすめることが医院にとって必要になるかもしれません。
患者さんについては、従来からの患者さんについては
先代が担当し、当代院長は新しい患者さんを開拓される
ケースがみられます。
設備については、老朽化する設備を更新する課題や、
時代の変化にあわせて投資をすすめる必要があります。
1と2の組み合わせだけでも無数の場合が考えられますが、
いずれにしても、現状を数字で把握するためには、
毎月の経営の状況をまとめておくことが基本となります。
さらに、過去会計によって数字を把握することは、
承継の計画を立てる際の基本になります。