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クリニック安定経営のための大原則
クリニック・戦略経営セミナー(レポート)
○会計と税務でクリニックを強くする
今回のクリニック・戦略経営セミナーではクリニック経営に会計をどの様に利用していくかというテーマでお話しました。
現在、一般的に翌月中に前月の試算表(損益計算書や貸借対照表)を見ているクリニックの割合は20%以下であり、経営計画書(予算)を作成して運営を行っているクリニックは約5%と言われています。このような経営計画書(予算)を作成しておらず、試算表を確認していないクリニックはどんぶり勘定による勘に頼った経営が行われています。勘に頼った経営を行っていたクリニックは、経営が不安定になり気がついたときには資金繰りが苦しくなっていたり、利益を把握していないため、節税対策を行うこともできず、確定申告や決算申告の際に、突然、税理士から予想外の納税額を知らされて、納税資金に困ってしまう…
このような結果に陥ってしまうことがよくあります。
経営計画書が作成されていなということは、先生方の医業の世界に置き換えて考えれば治療計画を考えずに診療を行っていると言えるでしょうし、毎月の試算表を確認していないということは、健康診断や人間ドックを受けていないということと同じと言えます。このようにクリニックの経営にとって重要な会計や税務の必要性を先生方に説明・指導していないということは税理士の責任もとても重いといえます。今回のクリニック・戦略経営セミナーでは会計を経営に生かしていく方法をお伝えしました。経営に生かしていく会計は二つに分けることができます。ひとつは試算表などでクリニックの現在を把握して今後の課題等を検討する過去会計、もうひとつは、経営計画等に基づきクリニックの今後や納税額、節税等を検討する未来会計です。このふたつの会計を組み合わせていくことで、クリニックの経営を安定させクリニック将来をより具体的に考えることが可能になります。また、クリニック・戦略経営セミナーではこのようなクリニックの経営判断を行う際に有用な会計の仕組みを作る方法もお伝えしています。
クリニックの経営に会計が重要であるということは分かっているが、どうしたらよいのか分からないという先生も是非、次回のクリニック・戦略経営セミナーにご参加頂ければ先生のクリニックを強くして、将来の目標を達成するためのヒントが得られると思います。
【参加者からの声】
ご参加いただいたクリニック関係者様からいただいた声を記載しています。
◯「知っておくべき経営数値と用語」について詳しく解説してもらい、役に立つセミナーだった。税理士書面添付制度について、初めて情報を聞くことができた。自分の医院でもできれば導入したい
◯今後のセミナーでは法人化や事業継承について聞きたいと思った。専門的で税務の話だけではなく、偉業に精通していることがよくわかった。
◯経営計画と未来会計の考え方について深く印象に残った。経営計画を立て、自分が医療に専念できる環境をいち早く導入したいと思った。